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日中国交30年記念に先月、特に長崎文化と関係の深い中国古黄檗の地を訪ねることができ、同地の黄檗山萬福寺の副住職が我々が長崎から来たと言う事をきかれて、奥殿より出てこられ全山を私達と一緒に案内下さった上に、帰りには山門前まで御見送り戴き、一同大いに感激し黄檗の地をあとにした。
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11月、今月ほど行事がつまっているのは初めてであると事務局の本村女史は言う。4〜5日・10日・14日・28日菅原道真公の千百年祭というので市内各天満宮との共催行事。9日は市民一般公開講座。12日〜14日名古屋椙山女学園の学習案内。11日・18日・25日は長崎学講座開講。23日は浦上講演会。26日は国土交通省と共催新長崎街道を歩く。27日は県社会保険大会講演会などなどが予定されている。
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最近の話題2つ。長崎県地方史だより掲載の満井録郎先生の論考「五島灘と有明海…」実にすばらしかった。長崎市八幡町の公民館は軒に尾垂れをつけ、古建築を彷彿させてよろしと言う。
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奈良正倉院事務局より第五十四回正倉院展の立派な図録を御贈送いただいた。今回は奈良の大仏の開眼より数えて1250年目に当たるというので聖武天皇、光明皇后、孝謙天皇の冠の他、佛具、双六、投壺などの遊具、古文書等71件。中でも初出品のもの14件は評判が高かった。
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本協会の荒木英市氏、多年キリシタン墓碑を研究しておられたが、九州全域のキリシタン墓碑を編集し「九州のキリシタン墓碑」として出版された。長崎学研究としては参考資料として座右におきたい書冊である。(出島文庫刊、3,300円)
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