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あと1と月で平成15年も終る。今年も楽しかった事、かなしく・さびしかった等々あわただしく過
ぎ去って参りました。不図〈年の瀬や水の流れと同じなる〉と言う句を思いだしました。
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先月(10月)28日長崎日本ポルトガル協会の皆様と恒例の研修会を今年は天草大江の教会を中心
に史跡巡りの旅に出かけた。朝8時茂木港を出発、富岡・大江・崎津・河浦町の天草城跡・本渡の
博物館と国文化財の祇園橋を見学。午后6時30分茂木港に帰着した。
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本会が毎週月曜日の午前中「長崎文化のあれこれ」と題して、自由参加で、毎回講師をかえ話して
戴いている「新長崎学講座」。12月の講座で百回に達した。話の内容は、京都の菓子と長崎(吉田
氏)海外事情の話(北山氏・竹下氏)長崎の風習(宮川氏・川崎氏)等々。最近では女性群の講師
が多い。例えば、料理・短歌の話などである。
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長崎刺繍の嘉勢照太氏より「やっと万屋町の傘鉾垂れ幕の中心となる大鯛が完成しました」との連
絡あり、10月29日拝見にお伺いした。昨年5月より仕事を始め、実際の大鯛を写生し、生糸を取り
よせて大小の糸を縒り、それを染め、細密なところは家人が寝しずまってより
仕事をなされたとの事。そして最後に全作品が完成するには「あと7、8年は
かゝりましょうね」と言われた。 |
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純心大学長崎学研究所より依頼をうけていた本年度の長崎学資料として天保13 年(1842)長崎奉行の命をうけ、係役人が犯人を江戸まで護送した往復の記録「江府え御差し下しの囚人差そえ一件留」と、長崎代官元締手代金井八朗が
文化11年(1814)書写した江戸時代の刑罰について書き止めておいた「徳川 幕府刑罪大秘録」を読みくだし、両書を1冊にして発刊した。特に刑罪大秘録
は図入りで磔の仕様、入墨の事、鋸ひきの事など一般公開を禁じた事項が絵入りで記載されていて参考となる。(本書は一般販売品ではないので希望者は純心大学博物館または本会事務所本村まで御連絡下さい。TEL821−1540
FAX823−2674〈1,300円(送料別)〉 |