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昭和五年五月発刊の長崎史談会編の長崎談叢第六輯に次の記事があっ
た。
長崎開港記念日の設定が長崎商工会議所・長崎市役所を中心にして唱
道されていたが、永山県立図書館長、古賀十二郎氏、福田忠昭氏、武藤
長藏教授の四史家に選定依嘱の結果「元亀二辛未年四月二十七日」に決定、当日をもって記念祭を挙行することになった。 |
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その第一回の記念祭は「昭和五年四月二十七日午前十一時諏訪神社において式典をあげ、終わって長崎公園内丸馬場にて余興あり、他に貿易展、記念講演会を開催。」とあった。 |
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私は先輩方に「どうして四月二十七日が長崎開港記念日になったのですか」と、お聞きしたところ、「そう決まったのじゃ」と一言のもとに
退けられた事があった。 |
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戦後は四月二十七日丸馬場の「郷土先賢紀功
碑」の前で開港記念式典が現在も行われてい
る。 |